2025年4月6日(日)大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されたDEEP Osaka Impact2025。
計量は全選手がクリア。
試合結果は以下の通りです。
第9試合 〇栗山 vs ✕鈴木
メインイベントDEEP JEWELS 60kg以下 5分3R
〇栗山葵(SMOKER GYM) 59.40kg
✕鈴木"BOSS"遥(SAI-GYM) 59.45kg
3Rフルマーク判定で栗山の勝利。
1R、栗山が前に出てケージに詰め、鈴木のサークリングを追い詰めながら右ローや前蹴りを決める。鈴木が左ロー、右インローで反撃したが、栗山が攻めかえし左フックで鈴木をグラつかせた。効かされた鈴木がタックルを仕掛けるが、栗山はタックル切ってバックを奪い、パウンド・肘を連打。1R終了後鈴木の鼻からは出血が見られた
2Rに入ると、鈴木が右ローに栗山がストレートを合わせ鈴木がケージを背にする。鈴木のシングルレッグを何度も切り、バックを奪い、チョークを狙う場面も見せる。
3Rでは、栗山が左右ローで鈴木を詰め、前に出ると、シングルレッグを再び切り、試合を支配。最終的に栗山が圧倒的なパフォーマンスを見せて勝利を収めた。
栗山は膝の手術後、約1年ぶりの試合となった。
第8試合 ✕三村 vs 〇延命
セミファイナルDEEPフェザー級GP一回戦リザーブマッチ 5分3R
✕三村亘(パンクラス大阪稲垣) 65.75kg
○延命そら(TEAM FAUST) 66.20kg
1RTKOで延命が勝利。
5月5日に開催予定のDEEPフェザー級グランプリのリザーブマッチとして行われた一戦。
序盤三村が圧力をかけ、前蹴りをかわして左右のフックで攻め立てるも、延命は首相撲からのヒザや右の打撃で反撃。飛び込みの左ストレートで三村が前進するが、延命の右から左の連打がヒットし、三村が崩れ落ちる形で試合がストップ。延命の鋭い打撃で見事なフィニッシュを決めた。
試合後、延命は「三村選手の1Rからやろうと言う言葉に答えてしっかり1Rで倒しました。周りの人たちのおかげです。5月5日、空いてるんでよろしくお願いします」と語り、5月5日の出場をアピールした。
第7試合 〇中務 vs ✕切嶋
DEEPバンタム級 5分2R
○中務太陽(BLOWS) 60.95kg
✕切嶋龍輝(マーシャルアーツクラブ中津川) 61.35kg
2R中務がツイスターで一本勝利。
1両者サウスポー構えでスタート。中務はワンツーから組み、切嶋は右ジャブで対応。その後、中務がジャンピングガードから三角絞めを仕掛け、切嶋はスラムで外すも、その後のダブルレッグテイクダウンで逆転。立ち際にはバックを奪い、パウンドで優勢に進める。
2R中務がニータップでテイクダウンを奪い、切嶋の向きなおり際にツイスターでフィニッシュ。
試合後中務は「DEEPバンタム級のベルト獲ってRIZINにも出たいです。応援して下さい!」とRIZINへの出場もアピールした。
中務太陽は約1年3カ月ぶりの怪我からの復帰戦となった
第6試合 〇堂園 vs ✕MG眞介
DEEPバンタム級 5分2R
○堂園悠(修和館) 61.50kg
✕MG眞介(reversal gym osaka anne) 61.30kg
2R判定2:1で、堂園が勝利。
1Rは序盤、眞介が圧力をかけ左ジャブや前蹴りで試合を組み立てるが、堂園はローや右フックで応戦し、ダウンを奪う場面も。眞介はタックルでTDを狙いながらも、堂園の打撃に押され気味の展開となる。中盤以降、両者激しい打ち合いを繰り広げ、堂園がパンチ連打や鋭い右ストレートを的確にヒット。眞介も左フックやワンツーで応戦するが、堂園の打撃精度と圧力が一歩上回る。終盤、堂園はカウンターでダメージを与えつつ、右フックとパウンドで決定的な場面を作り、判定を引き寄せた。
第5試合 △瀧口 vs △ケンヤスキー
DEEPフェザー級 5分2R
△瀧口脩生(総合格闘技スタジオSTYLE) 66.30kg
△ケンヤスキー(THE BLACK BELT JAPAN) 66.20kg
→バッティングによりノーコンテスト
序盤はケンヤスキーが左ミドルと右ストレートでダウンを奪うも、瀧口がすぐに立ち直り、タックルからの投げやパウンドで巻き返す展開。グラウンドで瀧口が優勢に試合を進める中でバッティングが発生。ケンヤスキーの怪我が深刻と判断され、試合はノーコンテストとなった。
第4試合✕レバナ vs 〇虎鉄
DEEPウェルター級 5分2R
✕レバナ・エゼキエル(K-Clann) 77.55kg
○虎鉄(パラエストラ東大阪) 77.10kg
2R判定2:1で虎鉄が勝利
1Rはレバナが序盤から突進してパンチ連打からタックルでTDを奪い、サイドやバックポジションからパウンドの連打を決める。虎鉄は何度も立ち上がりを試みるが、レバナのコントロールに苦しみながらも打撃で応戦。2Rに入ると流れが一変し、虎鉄が左ミドルや右フック、ワンツーで攻勢を強め、膝やテンカオも織り交ぜて試合を巻き返す。レバナもタックルからTDを奪って粘るが、虎鉄は際の攻防で優位を保ち、打撃の精度と手数で上回る展開に。最後まで互いに譲らぬ白熱の一戦は、虎鉄に軍配が上がった。
第3試合 〇松浦 vs ✕アサン
DEEP 68.5kg以下 5分2R
○松浦真実也(総合格闘技実業団トップティア) 68.45kg
✕アサン・ゲェイデ(ROOTS GYM) 68.15kg
1R1分56秒、リアネイキッドチョークで松浦の一本勝ち。
序盤から両者激しい攻防を展開し、アサンがテイクダウンを奪うも、松浦は下から腕狙いで応戦。激しいポジション争いの末、松浦が上を奪い返してチョークを極める。アサンがタップし、松浦が劇的な一本勝利を収めた。
第2試合 ✕吉岡 vs 〇鶴斗
DEEPストロー級 5分2R
✕吉岡ビギン(フリー) 52.15kg
○鶴斗(SPLASH) 52.45kg
1R2分44秒、鶴斗のKO勝利。
序盤吉岡が圧をかけるも鶴斗がサークリングをしながら出入りとフェイントを交え、タックルでテイクダウンを奪った。ハーフポジションやマウントからパウンドと肘を連打。吉岡はガードと三角で応戦するも動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。
第1試合 ✕朝太 vs 〇チャートゥ
DEEP100kg以下 5分2R
✕朝太(フリー) 98.85kg
○チャートゥ・バンビロール(ROOTS GYM) 97.15kg
1R39秒でチャートゥがTKO勝利。
序盤からチャートゥが圧力をかけ、右ストレートからテイクダウンに成功。マウントポジションでの激しいパウンドにより、朝太の動きが止まりレフェリーが試合を止めた。
チャートゥ・バンビロールは、RIZINヘビー級注目の新星エドポロキングのスパーリングパートナーとして来日したセネガル相撲の選手。