史上最強のMade In JAPAN!堀口恭司の詳しいプロフィールや経歴について

史上最強のMade In JAPAN!堀口恭司の詳しいプロフィールや経歴について

バンタム級からフライ級に転向を表明したことでも話題の堀口恭司(初代/第4代RIZINバンタム級王者)のプロフィールや年表などをご紹介します。

堀口恭司のプロフィール

生年月日1990/10/12
通称史上最強のMade In JAPAN
身長165cm
リーチ169cm
血液型O型
出身群馬県高崎市出身(現在はアメリカ フロリダ在住)
階級バンタム級→フライ級(2022年12月~)
バックボーン伝統派空手
好きな食べ物豚骨ラーメン(好きな店:群馬県のだるま)
得意料理肉じゃが
趣味釣り
兄弟構成兄、弟
引退後の夢ATTのコーチ、釣り船屋
愛車トヨタのフォーランナー、ハーレーダビットソンXL1200(白)
柔術青帯
ペット犬(ロイ)

堀口恭司の経歴

1990年10月12日、群馬県高崎市で生まれた堀口恭司は、父親の影響で5歳から伝統派空手を習い始めます。

高校は作新学院高校に進学し、空手でインターハイにも出場するなど、徐々に格闘技の才能を開花させていきました。ちなみに作新学院高校は野球の名門校としてもよく知られていますが、とても厳しい校風だったようで、堀口恭司も厳しい練習漬けの日々を送っていました。後にインタビューで「高校時代には二度と戻りたくない」と語るほど、過酷な高校生活だったようです。

また、作新学院高校時代にPRIDEやK-1を見て山本"KID"徳郁に憧れ、総合格闘家を志すようになり、高校卒業と同時に山本徳郁のジム、KRAZY BEEに入門し、内弟子となりました。

アマチュア修斗でアマチュアの経験を積んだ後、2010年5月9日に行われた『修斗 新人王決定トーナメント フェザー級 2回戦』でプロデビュー戦を勝利で飾ると、そのままトーナメントも優勝。それからプロデビューから3年も経たずして、修斗世界チャンピオンの座に輝きました。

UFCでの活躍

その後UFCに挑戦すると、なんと4連勝を重ねます。国内で十分な実績があってもUFCに行くとなかなか結果が出せない選手が多かった中、これは本当に珍しい事でした。そして一度も負ける事なくデメトリアス・ジョンソンとのタイトルマッチに漕ぎ着きます。

デメトリアス・ジョンソンは格闘技ファンや格闘技関係者達から『史上最高の総合格闘家』や『歴代パウンド・フォー・パウンド最強』と評されることが多い選手で、いまだに破られていないUFC史上最多連続王座防衛記録「11」を保持しています。

それまでUFCでも圧倒的な強さを見せてつけていた堀口恭司でしたが、デメトリアス・ジョンソンには敵わず、5ラウンド4分59秒、試合終了まであと1秒というところで腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫します。

この敗北をきっかけに日本での練習環境に限界を感じはじめた堀口は、アメリカの強豪ジム『アメリカントップチーム』へ移籍。移籍後はUFCで3連勝しましたが、その後UFCと契約内容で合意に至らなかったことや、当時病を患っていた空手の師匠や日本で自分を応援してくれている人たちに生で自分の戦いを届けたいという気持ちが強まり、RIZINへの移籍を決めました。

RIZINトーナメント優勝

 2017年4月16日に行われた『RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA-』で元谷友貴を相手にRIZINデビュー。圧倒的な試合内容で判定勝ちを収めました。

その後開催されたバンタム級トーナメントでは所英男、ガブリエル・オリベイラ、 マネル・ケイプ、といった強豪選手達を全員フィニッシュして決勝へ勝ち進みました。

決勝戦は昔一度勝利している石渡伸太郎との再戦。「堀口恭司を倒す事ばかり考えて生きてきた」と語っていた石渡にとっては長年の悲願が叶った再戦でもありました。この試合では石渡がとんでもない気持ちの強さを見せつけ前に出続けましたが、堀口恭司が圧倒的な強さでそれを跳ね除け、トーナメント優勝を果たします。この試合はRIZINのベストバウトとしてファンの間でも名前があがるほどの名勝負となりました。

RIZINとBellatorのダブルチャンピオンへ

トーナメント優勝後は那須川天心とキックボクシングマッチを行うなど、日本の格闘技界の盛り上がりに大きく貢献。

そんな中、2018年12月31日RIZINでダリオン・コールドウェルを相手にRIZINバンタム級タイトルマッチが行われる事が発表されました。

ダリオン・コールドウェルは当時Bellatorのバンタム級チャンピオンで身長178cmリーチ188cmと非常に体格的にも恵まれた選手でした。適正階級がフライ級と言われている堀口恭司にとっては分が悪いのではという意見もあった中、ダリオン・コールドウェルがレスリングの攻防の中で疲れを見せた隙を見逃さず、ギロチンチョークを決めて勝利。初代RIZINバンタム級王者に輝きました。

しかしBellatorを主戦場としているダリオン・コールドウェルにとっては不慣れなリングでの試合だったということもあり、「Bellatorのケージで再戦すればダリオン・コールドウェルが勝つのでは」という意見もまだありました。

しかし、堀口はケージでも強いということを結果で証明してみせます。2019年6月14日にBellatorで行われたBellator世界バンタム級タイトルマッチでダリオン・コールドウェルとの再戦で判定勝利し、Bellatorバンタム級チャンピオンの座に輝きました。

まさかの敗北から復活まで

UFC時代にデメトリアス・ジョンソンに敗北して以来、4年間負けなしの13連勝という脅威的な戦績を残していた堀口恭司ですが、朝倉海にまさかの1ラウンドKO負けを喫してしまい、RIZIN史上最大のアップセットを起こされてしまいます。これが自身のキャリアで初めてのKO負けでした。

すぐに朝倉海との再戦が行われる予定でしたが、練習中に全治10か月の大怪我(右膝前十字靭帯断裂と半月板損傷)をおってしまい、2019年11月28日付でRIZINバンタム級王座とBellator世界バンタム級王座を返上し、長期休養へ。

前十字靭帯断裂は師匠である山本"KID"徳郁の戦績が急激に下降するきっかけとなった怪我で、ファンの間では選手として復帰できるのか、復帰できたとしてもこれまでのような強さはもう見られないのではないかという不安の声が広がっていました。

そんな中、約1年4か月ぶりの復帰戦として朝倉海との再戦が決定。

圧倒的な試合内容で1ラウンドTKO勝利。カーフキックが一時格闘技界でトレンドになるほどの驚きの試合内容でした。

まさかの敗北からの選手生命に関わるような大怪我という、大きな苦難に立て続けに襲われた堀口恭司でしたが、「しっかりやることやってればいい事ある」と本人が試合後のマイクで語った通り、地道な努力で大きな苦難を乗り越えた姿を見せてくれたような試合でした。

適正階級であるフライ級への再挑戦

その後Bellatorに参戦することを発表し、セルジオ・ペティスとのタイトルマッチに挑みますが、4ラウンドにまさかのKO負け。それまですべての局面で堀口が圧倒する試合内容だっただけに、日本のファンの間にはショックが広がりました。

さらにその後パトリック・ミックスにも判定負けを喫します。パトリック・ミックスは身長180cmリーチ182cmというバンタム級とは思えないほど恵まれた体格を持った選手でした。近年MMA業界では減量方法の研究が進んで180cm近い身長があっても10kg以上減量を行いバンタム級まで落とせる選手が増えてきているという現状があり、ほとんど減量なしでバンタム級で戦ってきた堀口恭司にとっては世界のトップと戦うには厳しい状況になりつつありました。

そしてパトリック・ミックス戦での敗戦後、自身の適正階級であるフライ級への階級変更を宣言。堀口恭司は今年33歳。UFCからRIZINに参戦して以降、日本格闘技界の盛り上がりに貢献し続けてくれましたが、MMA選手としてピークを迎える年齢でもう一度自身の適正階級で世界のトップを目指す姿を見せてくれることになりました。フライ級の堀口恭司にも要注目です!

堀口恭司の人生年表

5歳(1995年)伝統派空手を習い始める
18歳(2008年)山本KIDに憧れてKRAZY BEEに入門
20歳(2010年)プロデビュー
23歳(2013年)修斗世界フェザー級世界王座獲得UFC参戦
25歳(2015年)UFC4連勝後、世界フライ級タイトルマッチでデメトリアスジョンソンに敗れる
26歳(2016年)アメリカントップチーム(ATT)に移籍→アメリカフロリダに移住、ジムの寮に住む
27歳(2017年)RIZIN参戦バンタム級トーナメント優勝
28歳(2018年)RIZINバンタム級初代王座獲得
29歳(2019年)Bellatorバンタム級世界王座獲得朝倉海にキャリア初のKO負け→怪我によりRIZIN、Bellatorの王座返上、長期欠場へ
30歳(2020年)・ATTの寮から出て一軒家購入・大晦日、1年4か月振りの復帰戦で朝倉海に勝利し、王座奪還
31歳(2021年)・ペット(ロイ)を飼い始める・Bellator参戦表明→Bellatorバンタム級タイトルマッチでセルジオペティスにKO負け
32歳(2022年)・Bellatorバンタム級トーナメント出場→一回戦でパトリック・ミックス相手に判定負け・フライ級転向を発表

堀口恭司のYoutube

堀口選手は現在アメリカ・フロリダ州でアメリカンピットブルテリアのロイくんと暮らしています。

ロイくんは堀口選手のYoutubeにもよく登場してくるんですが、ロイくんのグッズを作ったりお誕生日をお祝いしたりと溺愛している様子が見ていて微笑ましいです。

詳しい戦績はこちらから!