路上の伝説、朝倉未来の詳しい経歴とプロフィール

アウトサイダーの元二階級チャンピオンで、現在はRIZINで活躍している朝倉未来の年表やプロフィールをまとめました。

朝倉未来のプロフィール

生年月日	1992年7月15日（かに座）
キャッチフレーズ	路上の伝説
階級	フェザー級
身長	177㎝（リーチ174㎝）
血液型	O型
バックボーン	空手、相撲、喧嘩
好きな食べ物	甘いもの、肉・魚、コーヒー、ウイスキー
嫌いな食べ物	パクチー、三つ葉、イチゴ、酸っぱい飲み物
嫌いな場所	人混み
好きな映画	タイタニック
好きなアニメ	ワンピース
嫌いな動物	犬（柴犬）
平均睡眠時間	8時間程度
好きなアーティスト	清木場俊介
足のサイズ	27.5
好きな季節	冬
兄弟構成	弟(MMA選手の朝倉海)、妹

朝倉未来の経歴

1992年7月15日、愛知県豊橋市に生まれた朝倉未来。小学生の頃に相撲や空手を経験するが、中学生頃から徐々にグレはじめ傷害事件で高校を中退すると、生活はさらに荒れていき、喧嘩に明け暮れる日々を送っていました。

不良時代は「路上の伝説」の異名からも分かるように様々な武勇伝を築きあげた朝倉未来でしたが、16歳になったころとうとう逮捕され16歳から18歳までの1年4ヶ月間の間、愛知県瀬戸市にある瀬戸少年院に収容されています。少年院から出所後は更生し、禅道会豊橋道場に入門。不良たちを集めた格闘技大会『THE OUTSIDER』に出場し、MMA選手活動を開始しました。

アウトサイダーの2階級チャンピオンから、RIZINの顔へ

『THE OUTSIDER』を中心にアマチュアとしての戦績を積んでいき、2012年9月18日『DEEP Cage Impact 2012 in HAMAMATSU』でのプロデビュー戦で勝利を飾ります。

2015年に『THE OUTSIDER』の65-70kg級のタイトルと60-65kg級タイトルを獲得。それぞれ防衛戦を一度ずつ行い、徐々に格闘家としての存在感を高めていきました。

そんな朝倉未来の名を一気に押し上げたのは日沖発（ひおき・はつ）とのRIZINデビュー戦。日沖は元修斗世界フェザー級王者でUFCでも活躍したベテランファイターで、当時地下格上がりの朝倉未来とはかなりの実力差があると見られていました。しかし朝倉はそんな下馬評を見事に覆します。日沖のタックルに得意の左ハイキックをカウンターで合わせ、見事なTKO勝利を飾りました。

その後はRIZINでなんと怒涛の7連勝を収め、その間に自身のYoutubeチャンネルを開始するとたった10ヶ月で登録者100万人を達成。Youtuber・実業家としての才能も発揮してどんどん自身の名を世間に広めていき、PRIDE消滅以降、風前の灯のような状態だった日本MMAに人気を呼び戻す立役者となりました。

そんな中、2020年11月21日に満を持して挑んだRIZIN初代フェザー級王座をかけた斎藤裕との対戦で、全会一致の判定負けを喫してしまい、惜しくもベルトを逃してしまいます。2021年6月13日には、クレベル・コイケの三角絞めで自身初の失神一本負け。試合後には引退も示唆していました。(後に撤回)

クレベル戦の後、2連勝を重ねた朝倉のもとに、フロイド・メイウェザーJr.とのエキシビションマッチというビッグチャンスが転がり込みます。2022年9月25日、『超RIZIN』（スーパーライジン）で3分3ラウンド、フリーウェイト契約のボクシングマッチが決定。メイウェザーの顔面にパンチをヒットさせるなどの見せ場を作りましたが、2R終了間際のメイウェザーの右ストレートでダウン。なんとか立ち上がるも意識が朦朧とする状況で、レフェリーストップのTKO負けを喫しました。

30歳での引退を撤回、格闘家人生の第二章へ

常々30歳での引退を公言してきた朝倉未来。メイウェザー戦の前に30歳を迎えたこともあり、格闘技からの引退憶測が強まっていました。しかしそんな中、『RIZIN.40』で牛久絢太郎との対戦でMMA復帰が発表されます。

かねてから公言してきた30歳引退を覆すことになったのは、朝倉自身が「格闘技が好き」だと改めて気付いたからだといいます。RIZINに参戦した頃から格闘技で大金を稼ぐ事を目標として公言してきた朝倉未来でしたが、実際に大金を稼いだからこそ格闘技でしか味わえない楽しさがある事に気づいたと語り、クレベル・コイケとの再戦や海外挑戦を新たな目標として掲げました。

牛久絢太郎とのMMA復帰戦では全会一致の判定勝利を収め、2023年7月30日の超RIZIN.2(スーパーライジン２)ではRIZINフェザー級最強との呼び声もあがるウガール・ケラモフとの試合が決定しました。

牛久戦後、平本蓮との試合なども打診されたそうですが、自らの意思でウガール・ケラモフを指名したとのこと。この事からもこれまで以上に格闘技への情熱が高まっていることが感じられます。

MMAはピーク年齢が他のスポーツに比べ比較的遅いと言われていて、歴代のUFCチャンピオンの平均年齢は約33歳。現在31歳の朝倉未来もまだ技術的にはまだ成長過程にあると言えるのではないでしょうか。天才が努力をするとどこまで強くなれるのか、30代の朝倉未来にも要注目です。