【UFC】人気階級ランキング

【UFC】人気階級ランキング

UFCの階級一覧

現在UFCに存在する階級は男女合わせて以下の9つです。

階級名契約体重
ヘビー級(男子)120.2kg以下
ライトヘビー級(男子)93kg以下
ミドル級(男子)83.9kg以下
ウェルター級(男子)77.1kg以下
ライト級(男子)70.3kg以下
フェザー級(男女)65.8kg以下
バンタム級(男女)61.2kg以下
フライ級(男女)56.7kg以下
ストロー級(女子)52.2kg以下

RIZINでは女子スーパーアトム級(49kg以下)が存在しますが、UFCにはありません。ちなみにBellatorもUFCと同じ階級制度を設けているようです。

階級別試合数の割合

男女混合+無差別級とキャッチウェイトも含めた階級別試合数の割合はこちら。

なんとライト級、ウェルター級、ミドル級の3階級だけで全体の50%を超えていることがわかりました。
ついでヘビー級、ライトヘビー級、フェザー級、バンタム級の4階級が近しい割合でランクイン。
フライ級以下は全部足してもライト級に満たないほど、試合数が少ないようです。

競技人口と試合数の相関

階級UFCでの試合数プロ競技人口(目安)
Lightweight(ライト級)10911960
Welterweight(ウェルター級)10831751
Middleweight(ミドル級)8131328
Heavyweight(ヘビー級)585985
LightHeavyweight(ライトヘビー級)573988
Featherweight(フェザー級)5511816
Bantamweight(バンタム級)4751508
Flyweight(フライ級)2301278

階級ごとの競技人口と試合数を比較してみました。ライト・ウェルターは競技人口も試合数も多い一方フライ~フェザー級までの軽量級は競技人口の割に試合数が少ないようです。逆にミドル~ヘビーの重量級は競技人口の割に試合数が多いことがわかりました。

軽量級の選手は、そもそも試合数が少ないからにUFC出場のハードルが高いものの、出たら出たでチャンピオンになれる確率は高く、重量級の選手は、試合数が多いためUFC出場自体の難易度は比較的低いが、チャンピオンになれる確率も低いという感じでしょうか。

試合数の男女比

次に男女別で試合数を比較してみました。

試合数割合
男性548791.3%
女性4717.8%

男子が約91パーセント、女子が約8パーセントと大きく差があることがわかりました。
ただ、競技人口の割合もこれくらい差がある気がしなくもありません。

男子階級別試合数ランキング

日本ではバンタム級&フェザー級の試合が断トツで多いイメージなので、比率が全然違いそうですね。

国民平均との比較

あまりに日本MMA界と階級の比率が違うように感じたので、国民の平均との相関を見てみることにしました。
日本とアメリカ、それぞれ20-39歳男性の平均で比較してみました。

平均身長平均体重人気階級上位2位の平均体重
アメリカ176.1cm89.3kg(ライト70.3kg、ウェルター77.1kg)平均73.7kg
日本171.3cm66.6kg(バンタム61.2kg、フェザー65.8kg)平均63.5kg

日本はかなり相関があるように見えますね。国民平均に近い階級の競技人口が多いということがわかりました。
アメリカのデータで見ると少し差がありますが、アメリカの場合一部の超肥満体の方々が平均体重を引き上げている可能性があるので、中央値で見るとより近い結果になるのかもしれません。

女子階級別試合数ランキング

女子はやっぱり全体的に試合数が男子と比べて圧倒的に少ないことがわかりました。
女子は男子とは違って、軽い順階級ほど試合数が多い傾向があるようです。

階級試合数
WomenStrawweight(女子ストロー級)192
WomenBantamweight(女子バンタム級)151
WomenFlyweight(女子フライ級)112
WomenFeatherweight(女子フェザー級)16

国民平均との比較

女子も平均身長と体重を調べました。

平均身長平均体重
アメリカ162.7cm76kg
日本157.6cm52.1kg

こちらも男子同様、日本のデータには相関があるように見えます。

まとめ

UFCの試合数の男女比率はおよそ9対1。
ライト級、ウェルター級、ミドル級の3階級だけで全体の50%を超えているということがわかりました。

ファンからの需要が高い階級の試合数が多くなるという前提で考えると、人気階級TOP3はライト級、ウェルター級、ミドル級の3つという事になるのではないでしょうか。

競技人口が多いにも関わらず試合数が少ない軽量級は、中量級・重量級に比べてファンからの需要が低いという現実があるのかもしれません。

しかし近年ではショーン・オマリーやブランドン・モレノのような人気がある軽量級選手が増えてきているという事もあり、この差は今後もどんどん縮まっていくのではないかと思っています。

使用ツール、参考サイト

・UFC-Fight historical data from 1993 to 2021

・ MMA競技人口について

・National Center for Health Statistics